青汁で美肌になれる？肌荒れや大人ニキビ対策に青汁！

最終更新日：2023.07.12

青汁と言えば、栄養補助食品を代表する存在として知られています。そのため、「健康のために飲むもの」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか？

今回は、肌荒れや大人ニキビに悩んでいる人にこそ青汁がおすすめの理由と、肌荒れ改善を期待できる肌にいい青汁の選び方、美肌に効果的な飲むタイミングを管理栄養士の立場から解説します。

一日一杯の青汁で、肌荒れ知らずの綺麗な肌を手に入れましょう！

この記事の執筆者

グリ－ンハウス株式会社

健康管理士一般指導員

横尾奈都

人生100年時代の幸福度は「健康」によって大きく左右されます。健康食品業界で20年にわたり商品開発やCRMなど幅広い経験を積み、自身の健康マネジメントのため妊娠を機に始めた青汁の愛好家としての目線から、生活習慣病や老化の予防法のひとつとして有効な「青汁」に関する知見を少しマニアックにお伝えします。

青汁を飲むと肌が綺麗になるって本当？青汁が肌にいい理由

肌が乾燥してカサカサになったり、あごやフェイスラインに大人ニキビができたり…。大人の肌荒れにはさまざまな症状がありますが、おもな原因は偏った食生活やストレス、睡眠不足によるものです。

特に肌の状態を左右するのが、食生活。肌荒れや大人ニキビが悪化している人は、コンビニ弁当やパンなどの炭水化物が食生活の中心になっていたり、食事代わりにお菓子を食べていたりしませんか？忙しい毎日の中では、いけないと分かっていても野菜不足になりがちですよね。

青汁は、ビタミンやミネラルを豊富に含むケールや大麦若葉などの肌にいい素材を原料に作られています。青汁に含まれる栄養素は、健康的な身体づくりを目指す人はもちろん、肌を綺麗にしたい人も積極的に摂取したいものばかり。それではここで、青汁に含まれる主な栄養素をご紹介します。

栄養素	期待できる効果
ビタミンC	肌のコラーゲンを合成するほか、シミやくすみをもたらすメラニン色素の生成を抑制。また、肌にダメージを与える活性酸素を除去する抗酸化作用も。
ビタミンE	抗酸化作用が高く、肌の老化を防ぐ。肌表面に油分の膜を生成し、肌の潤いを守る。血流促進効果もあり、肌のくすみ改善やターンオーバーを促す。
βカロテン（ビタミンA）	強い抗酸化作用があり、紫外線からの肌ダメージを予防するほか、肌を健康な状態に安定させる。皮脂の過剰な分泌を抑え、ニキビができるのを防ぐ。
ビタミンB2	肌の新陳代謝を促進し、皮膚の生成・再生力を高める。皮脂の分泌を調整し、過剰な皮脂によるニキビや、皮脂不足による乾燥を防止する。
ビタミンB6	免疫力を高める作用があり、皮膚や粘膜を健康的な状態に保つ。皮膚の新陳代謝を助けて肌のターンオーバーを促す。皮脂分泌量を適正にコントロールし、ニキビや乾燥を予防。
カリウム	体内の余分なナトリウム（塩分）を体外に排出させてむくみを改善する。
葉酸	新陳代謝を高めて肌のターンオーバーを促進。血行を良くする効果もあるので、くすみ改善やシミを予防する。

ちなみに、カリウムの役割である「むくみを改善する」は美肌に関係ないように思えますが、むくみの原因は老廃物がたまったリンパ液であるため、むくんでいる状態＝老廃物が排出されない状態が続いているということ。体内から老廃物が排出されないと、皮膚の細胞が正常に機能しなくなって肌荒れを引き起こしたり、肌の状態を悪化させたりします。

このように、青汁に含まれる栄養素は美肌作りに役立つものばかり。青汁は野菜不足を補うだけでなく、美容効果も期待できる飲み物であることがお分かりいただけましたか？肌荒れやなかなか治らない大人ニキビに悩んでいる人、エイジングケアを行いたい人にこそ、おすすめの肌にいい飲み物なのです。

肌荒れや大人ニキビに悩む人が選ぶべき青汁の原料

青汁が、肌荒れや大人ニキビの改善に効果的な栄養素を含んでいることが分かったところで、さらに肌を綺麗にするために注目したいのが、青汁の原料です。

ひと口に「青汁」といっても、原料によって異なる特徴があります。また、飲みやすくするために糖分やフルーツ果汁が配合されたものや、腸内環境を整える作用を目的に乳酸菌やオリゴ糖が加えられているものなど、バラエティー豊か。種類が多すぎて、どの青汁を飲めば肌にいいのか分かりませんよね。

青汁で美肌を目指す人にもっともおすすめなのが、ケールを原料に使用している青汁です。その理由は、ケールは野菜の中でもトップクラスの栄養成分の豊富さとバランスの良さだから！“スーパーフード”“野菜の王様”の異名をもつケールに含まれる、代表的な栄養素をご紹介します。

ケールに含まれる栄養素

ビタミンC
ビタミンE
β-カロテン（ビタミンA）
カリウム
カルシウム
ルテイン
トリプトファン
葉酸

ケールに含まれる「トリプトファン」は、睡眠ホルモン「メラトニン」の原料です。メラトニンが十分に分泌されると睡眠の質が向上し、寝ている間に成長ホルモンが大量に分泌されます。成長ホルモンは肌を綺麗にするために欠かせないホルモン。そのため、肌荒れや大人ニキビを改善して美肌を目指すためには、ケールを原料に使っている青汁がおすすめと言えます。

しかし、ケールには苦みやクセがあるため、青汁を飲みなれない人にとっては「飲みにくい」と感じるかもしれません。かつて青汁のCMで「まずい！」と言われていたのも、ケールが原料の青汁でした。ケール特有の味を苦手に感じる人におすすめなのが、牛乳や豆乳で割ったり、ヨーグルトと混ぜたり、はちみつを加える飲み方です。また、レモン果汁を加えるとビタミンCの量が増えて、さらに肌にいい一杯に！毎日継続して飲むために、お気に入りの飲み方を見つけてくださいね。

美肌を目指すなら飲むタイミングが大切！

肌にいい栄養素が満点の青汁ですが、美肌効果を感じるためには飲むタイミングも大きく影響します。青汁を飲む時間やタイミングを意識することで、さらに肌を綺麗にする効果を期待できますよ。

しかし青汁は薬ではないため、飲んですぐに肌の状態が改善されるわけではありません。毎日継続して飲むことで、身体の内側から肌の状態を整えて肌荒れや大人ニキビの悪化を予防してくれるのです。

美肌のために青汁を飲むタイミング

1．朝の起床時
食生活の乱れや野菜不足によって肌荒れしている人や大人ニキビができている人は、吸収率が良い朝の起床時に飲むのがおすすめです。睡眠中は体内の水分が蒸発するほか、日中の疲労回復のためにたくさんのエネルギーを使っています。そのため、寝起きの身体は水分もエネルギーも足りない状態。その分、朝に青汁を飲めば、その栄養成分をしっかり吸収できます。
また、朝に青汁を飲むと腸の動きが活発になり、便通改善効果も。便秘も肌荒れを引き起こす原因となるため、スッキリしない日が続いている人は朝に青汁を飲むことをおすすめします。ただし、腸がまだしっかり動いていない朝に冷たい青汁を飲むと、胃腸に負担をかけておなかを壊す可能性もあります。常温程度に温めた水や牛乳、豆乳に溶かして飲むようにしましょう。
2．寝る2～3時間前
肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」は、おもに寝ている間に行われます。そのため、睡眠時間の2～3時間前に青汁を飲むことで、眠っている間に青汁のビタミンやミネラルが肌の生まれ変わりをサポートする効果を期待できるのです。
ただし、寝る直前に青汁を飲むと胃腸に負担がかかるため、飲むのは就寝時間の2～3時間前までにしましょう。

青汁でビタミンを摂って肌トラブルを改善しよう

肌の状態を整えたいなら、身体の中からのケアが基本です。栄養バランスが取れた食生活と十分な睡眠、そして適度な運動が大切ですが、現実にはなかなか難しいもの。肌荒れや大人ニキビに悩んでいる人は、美肌づくりに役立つ栄養素が満点の青汁を毎日の生活にプラスして、美肌を目指しませんか。

青汁は、継続して飲み続けることで効果を実感できます。そのため、飲みやすさだけでなく、コスパの良さも大切。ドラッグストアなどで販売されている市販品は手軽に購入できますが、コスパの良さを重視するなら通販の青汁がおすすめです。通販の青汁には定期購入でお得になるだけでなく、初回は安く購入できる商品が多数あります。各メーカーの青汁をまずはお試し購入して、飲み続けられそうな青汁を選んでくださいね。

※青汁にはビタミンKが多く含まれているため、血液をサラサラにする薬（ワルファリン/ワーファリン）を服用している人は飲まないでください。また、青汁にはカリウムが多く含まれています。そのため、人工透析を受けている人や重篤な腎機能障害がある人も注意してください。

毎日手軽に飲める、国産ケールを使用した青汁はこちらからチェックできます。

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